濾過
【水換え】
私は一週間に2回、4分の1を水換えします♪
あとだいたい18リットル(バケツ2~3杯)くらいは毎日入れ替えます。
水換えによる魚の活性化も狙ってのことです。
ただし、水槽によって設備や飼育している魚の種類も違えば匹数も違います。
あくまでも参考ということだけで、絶対はありませんので…
【私の注目ポイントは?】
私が何を見て換えているかと言えば、
一番は魚の状態です。
二つ目にはあまりにも糞をまき散らしている状態であれば、少量をコツコツと換えているということです。
ただ、慣れないうちはあくまでも、目安としてpH値などをつけて把握しておく必要があると思います。
毎日面倒でもしていくことが、病気などのトラブルの早期発見にもつながりますし、予防にもなります。
私的には水換えに勝るろ過(病気予防)はないとまで思っています。
【水換え時のポイントは?】
水換えする時に注意していることをあげると…
私は水の注入に時間をかけます。水抜きは一気にします。というのも、魚の水換えによる負担を減らすためなんです。
水換えをして粘膜を出すようではそっちのダメージ回復に体力を使ってしまうため、
成長に持っていく分のエネルギーが減るという考えからなんです。
【濾過とは】
ここのタイトルでもある濾過とは何なのでしょうか?
【濾過の種類】
私は濾過はとても大切なものだと思っています。決して軽視できない部類に入ってくると思います。
濾過には生物濾過と物理濾過があります。
物理濾過とは水中の中のゴミをこし取る濾過のこと。
「ウールマット」のような魚の糞や残り餌など大きな固形の糞を分離するようなものです。
生物濾過とは餌の食べ残しや魚の糞からでる有害な成分をバクテリアが分解して無毒化する濾過。
濾材に付いた微生物で有機物を分解させるための濾材でセラミックなどの材質です。
ちょうどこお菓子のコロンのような形をしたあれです。
【生物濾過とは】
これは濾過槽の中で水没した状態で使用します。これは表面がざらざらしたものが良いと思います。
基本的に取り替えたり洗ったりすることはありません。よっぽど目詰まりしないかぎりは・・・
せっかくついたバクテリアを洗い流してしまってはキレイにしたようで、逆に水質が悪化してしまう可能性があります。
また万が一洗う場合でも飼育水を使用して洗うほうがいいかと思います。
そして、ザラザラしているほうが、よりバクテリアが付きやすくなります。
さらにはより多孔質(高い吸着能力)であるほうが、たくさんの濾材を入れたときに濾材が酸欠状態にならないですみます。
考えてもみたらわかりますが、ツルツルのものだと呼吸できないですよね。
やっぱり呼吸できる穴がたくさんあるほうがいいのは普通に考えれば、あ!そうかって感じですよね♪
【私の生物濾過は】
大体私の濾過槽は濾材(セラミック製)を10センチくらいの高さで形成しています。
濾材にも色々な大きさがありますが、6ミリくらいの粒径のセラミック濾材を使用しています。
※ちなみに濾過槽、ポンプともにはレイシーを使用しています。
一番重要視して欲しいのはいかにザラザラであるかを重視してもらったほうがいいかなと思います。
いかに表面積を広く取れるかがポイントかなって思います。
ウールマットなどの物理濾過はゴミ取りがメインとなりますのでこまめに取り替えたり洗浄したりする必要があります。
【私のもうひとつのお気に入り】
さらに、濾過槽に入れているものとしては、以上のセラミック濾過材やウールマットと共にカーボンパックを使用しています。
キョーリンというメーカーから出ている商品です。2ヶ月間水換え不要とうたっているものです。
水換え不要という言葉を信じて全く水換えしない人はいないと思いますが、水は確かにとてもきれいになります。
私は90センチ水槽用3パック入りを買って、そのうち2パックを濾過槽に沈めています。
ただ、ここで注意していただきたいのは先ほどもちょっと触れましたが、
水槽の水が透明なことにかまけて水換えをサボってしまうこと。これが一番怖いことです。
やはり、あくまでも魚の状態を見ながらの飼育はしていきたいなというのが私の想いです。
最後に我が家の水槽風景♪あ!サンゴも立派な濾過材ですよ♪
急激なpH低下を防ぐにはもってこいです♪
【濾過槽チェック】
濾過槽の状態ってどんなのがいいのか知ってます?水槽のろ過槽って見たことあります?
作業しにくい場所にあったりするとメンテがおろそかになったりしませんか?私もその一人でした。
でも結構重要な場所だったりするんですよね。以前までの私にとってはまさに盲点でした。
ご自身の水槽の中の状態を推し量る上でも今からご紹介するろ過槽のチェック方法を試されてみてはいかがでしょう?
【チェック方法】 ~超簡単♪~
(1)濾過槽を開けてヘドロの状態チェック♪
(2)濾過槽を開けて臭ってみて下さい。
簡単でしょ~♪
で・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どんなニオイがしましたか?
ヘドロの状態が茶色、もしくは茶褐色のような色。土の匂いに似た状態ならばOK
逆に注意するべき状態は黒っぽい色のヘドロで卵の腐ったような・・・もしくはオナラのような匂いがするヘドロ
その状態は危険です。酸欠になり、簡単に言ったら「ダメ」なバクテリアがいる可能性があります。
この場合は濾材を洗浄する必要があります。この状態になってしまうと、pHが低下して魚にも良くない状態になります。
ちなみに、メンテしても、この状態が改善されない場合・・・
原因として挙げられるのは、濾過槽の容量が小さいか、飼育設備に対して、飼育匹数が多いとということ。
なんか最近、愛魚の状態が・・・水槽の状態が・・・という皆さん、一度チェックされることをお勧めします。
【亜硝酸濃度】
餌の残りや排泄物によって飼育水の有機物濃度が上昇します。
この有機物は微生物の働きによって分解されてアンモニアが発生します。
アンモニア(NH3)は非常に有毒な物質です。
有毒なアンモニアはニトロソナモスというバクテリア群により亜硝酸塩に分解されます。
この亜硝酸塩(NO2-)もまだ有毒な成分です。この亜硝酸塩はさらにニトロバクター
というバクテリア群によって硝酸塩(NO3-)に分解されます。
この硝酸塩は無害な成分となりますが、その硝酸塩は水換えによって除去します。
これが水槽内における基本的な濾過サイクルとなります。
水槽を立ち上げたばかりでは上記のような生物濾過が機能していません。
機能するまでは時間が結構時間がかかります。
【生物濾過への過程】
(1)水槽を立ち上げると数日で有機物を分解する微生物が増殖します。
※水槽水がすこし白く濁ります。ただ、これは有機物を分解する微生物が増殖している証拠です。
※アンモニアの濃度が高いので魚を入れるのはやめましょう!
(2)1週間程度が経過するとアンモニアを分解するバクテリアであるニトロソナモスが増殖。
※アンモニア濃度は次第に下がっていきます。
※まだアンモニア濃度と亜硝酸濃度が高い危険な時期です。
(3)2週間が経過すると亜硝酸塩を分解するバクテリアのニトロバクターが増えてきます.。
(4)これでようやく濾過サイクルが機能し始めたことになります.
目安としては以上ですが、もちろん、設備によって遅い早い
という違いは出てくるものと考えて下さい。ただ、水槽を買ってきて水を入れて魚をすぐに
ポチャンと入れる。そんなわけにはいきません。注意しましょうね。
水槽を新しく立ち上げて濾過が機能するようまで上記のように1ヶ月近くかかります。
ただ、立ち上げから魚導入に至るまでの期間を短くすることは可能です。
どうするかというと・・・
【生物濾過を早く完成させる方法】
まず生物濾過で利用している微生物やバクテリアが増殖するために、
有機物→アンモニア→亜硝酸塩という物質と過程が必要になります。
それを作り出すために・・・
まずニトロソナモス、ニトロバクターといった硝化バクテリアは酸素(好気性)を好むので
水中の溶解酸素量が多い方がバクテリアの増加が早くなります。
ということは・・・エアレーション。魚を買ってからはもちろんですが、飼う前からもエアを
送り込んであげましょう♪
次にバクテリアなどは濾材や底砂などの表面に付着して増えていきます。
上記でも記載していますが、生物濾過を目的とした濾材には多孔質なもの。
表面積が広いものが適しています。ですからそれを濾過槽に合わせて入れましょう!
また底砂もバクテリア増加にひと役買います。濾過能力が上がります。
色揚げ効果だけではないんですね♪ただ、病原菌の温床にならないように注意しましょう!
そして微生物やバクテリアの餌を与えるために、もっとも効果的なのがパイロットフィッシュ。
パイロットフィッシュに適した魚はアンモニアや亜硝酸が高い時期でもある程度耐えられる、
丈夫で安価な魚を選びましょう。アカヒレやまぁ小赤とかでもいいのかなと思います。
パイロットフィッシュを入れた後は有茎系の水草など植えて亜硝酸などを吸収してもらい、
さらには、活性炭などの吸着濾過を利用しながら、水換えもしていけばより早く濾過システム
が機能し始めるのではないかなと思います。
魚を飼うことはもちろん素晴らしいことなのですが、私が感じることは、こういった濾過のサイクルは
自然界ではすでにできあがっているもの、それと同じjサイクル(システム)が自分の家で
実現できるということ。これってすごいことじゃないかなって思います。
神秘的というか・・・自分にとってはこれ以上贅沢なことはない(おおげさ(笑)?)と思います。